今日も昼休みは皆とバスケをして遊んだんだね。

こんなとこで眠っていたら、風邪を引いちゃうよ。

 

秋になり、少し肌寒いけど、今日も元気いっぱい外で遊んだ君は汗をかいていた。

そして放課後、珍しく疲れきって眠ってしまった。

 

「もう、夕方ですよ。中尾ハジメくん。」

 

腕を絡めて、ソレを枕代わりに気持ちよさそうに眠っている。

頭を コツン としてみても起きようとはしない。

本当は一緒に帰る約束なんてしていないから、待ってる必要なんてないんだけど

 

僕は君と少しでも一緒にいたいから

 

こうして待っている。

 

 

「起きないと、キス、しちゃうぞ。」

 

小声で囁いても、少し身もだえするぐらいで起きない。

 

「本当にしちゃいますよ。」

 

 

返事は返ってこない。

 

 

気持ちよさそうに眠ってる顔にキスを一つ落とした。

 

頬に、軽くしただけ。

だけど

僕にとっては一大事。

 

ファーストキスを奪っといてなんだけど、

片思いの人にするキスは、緊張する。

寝込みを襲ってるみたいでドキドキする。

 

中尾は頬にキスをされても起きなかった。

さて、次はどうやって起こそうかな。