日下君の一日A

 

「楓さん、今日の放課後いつものトコロで待っています。来るまで待っていますから…」

帰り際、僕ともう少し一緒にいたいというゆおな顔をしているのに気づいてしまった。

もしかしたら僕の願望かもしれませんが…

あの表情に捕まったが最後、離せなくなるのが事実。一年生の間で密かに株が伸び上がる楓さん。

それはもしかしたら、僕と一緒にいるせいかもしれない。わかる人にだけわかる、その愛らしさ。

このまま知らんぷりしておくと、いつかは大変な事になる。そして、傍にいてくれるだけで僕は救われるのだ。

「楓さん!来てくださったのですね!」

ムスっとした顔でやって来た彼も、制服のまま。キッチリとブレザーのネクタイを結び、まるで我が校の優等生の模範だ。

「だって、来いっていうし…」

恥ずかしそうに視線を外して、目を反らす姿にときめいてしまう。この時ばかりは理性よりも先に身体が反応してしまった。

「なっ、ばか!離れろ!」

恥ずかしがって、腕の中から逃れようとする。本気で嫌がっているのではなく、ただ単に慣れていないだけの条件反射だ・

しかし、力は僕の方が上。

「んっ…」

あまりの可愛さに、口を塞いでしまった。抵抗する事も忘れて、楓さんは僕を受け入れてくれた。

キスの感触は、あの時と変わっていない。柔らかくて、張りがあって潤いがる。そして不器用。

「…っはぁ…」

熱っぽく息を吐いた。

「なに、するんだよ…」

そんな瞳で睨んでも逆効果。むしろ誘ってるようにしか見えない。

「楓さんのキスは美味しい。格別だ。去年と変わらずに、初々しい。」

あなたに会えなかった期間は夢の中で貪りましたが、現実はそうはいかないもんですね。無防備しぎて、手すらだせない。

「お前は一体何の用で僕を呼んだんだ。用がないなら本を読むよ!まだ読みかけなんだから!」

少々不機嫌になりつつもこの場から立ち去ろうとはしない。楓さんの横に座り、本を覗き込む。

「…誰の本ですか。また、あの人でしょう。」

「そうだよ、新刊が出たんだ。」

本にまでヤキモチをやく僕って重症でしょうか。なおさら、あいつの本ときたら…

「楓さん、」

「んー。」

「本を読むのはやめて下さい!僕と居る時ぐらい、僕を見てくださいよ。」

「あ、何するんだっ。新書を放り投げるな!!」

「そろそろ限界なんです。」

自分の理性を保てるか。

「何が?」

キョトンとするあなたが残酷に見えた。一体、誰のために今までの関係を止めたとおもってるのですか?

誰でもない、あなたのためですよ。

「僕は聖人君子ではない。好きな人がいたら手を出したくてたまらないのです。キスだけじゃ足りません。

僕はあなたとのキスだけで反応してしまう。楓さんだって同じはずだ。僕が気づかないとでも思ってるんですか?」

「…智季…」

「もう、我慢の限界です。この場で襲わせていただきます。」

楓さんの反応が遅いか速いか。口に吸い付いても何の反応も示さない。しかし、少し苦しそうに僕の服を握った。

「とも、き…」

キスの合間に喋るとクスグッタイ。楓さんが応えるすきを与えずに舌を滑り込ませる。

「んっ、あ…」

あまりの快感に、声が洩れ始めた。いつも思うが、楓さんの声が一番ソソル。僕をこんなに夢中にさせるのは、あなただけだ。

キスを一旦やめると、やはり苦しかったのか肩で息をしている。

「っあ、バカ…」

そんな潤んだ瞳で睨まれても何の効果もない。あるとしたら、僕を煽るだけ…

「え…あっ、ちょっと…!」

「楓さんの肌って…思ってた通りだ。」

きめ細かくて手触りがいい。乳白色を思わせる白い肌。今までよく我慢したと、自分を褒めてあげたい。約一年半、手を出したのはキスだけで

それ以上はしなかったのですから。

胸の突起に触れた途端、抵抗する動きが止まった。軽く揉んでみると可愛い鳴き声で鳴き始めた。

「あっ…なに、コレ…。んっ、へん…」

声がさっきよりも甘くなっている。僕はそれだけでまた反応してしまった。

「や、触る…なぁ…!」

「触ってはダメなら、舐めるのは大丈夫ですよね…?楓さん…」

「だぁ…めっ。」

精一杯の断りを無視し、突起を舐める。小さくて可愛くて、本当にいじめたくなってしまう。舌で転がすようにしてみると、

上も下ふくらみを強めた。

「智季…やめ、て…。出ちゃう…」

泣いている楓さんは随分と前から腰を揺らしはじめていた。淫らに揺れる腰に、危なくこっちも理性が効かなくなるかと思った。

「制服、汚れちゃいますね…。腰、浮かして…」

「ん…」

楓さんの理性がなくなり始めた。その証拠に僕の言葉に素直に頷いてくれる。ズボンを脱がすと、楓さんのはすでに天を目掛けて

甘い蜜が洩れていた。それを舌で、舐め取る。

「ひゃ…」

「どう、楓さん?気持ちいいでしょ…」

「やだ、舐めないで…」

先の方を舌で弄くり、イけないように根元を握った。自分のベルトを外し、自身も取り出す。

「楓さん、見て。こんな風になったのは、楓さんのせいですよ。責任を取ってください。

責任…それは一緒にイクこと。自分のと楓さんのを一緒に握り、手を上下に動かす。トロトロと蜜が流れ、滴り落ちる。

握ったモノは見る限り、限界に近い。

「あっ、あっ、いっちゃう…。…ともき…」

首に抱きついてきたせいで、楓さんの熱い吐息が耳を掠める。それだけでまた僕のものは成長した。

「いいですよ、イッても…。一緒に…」

口に軽くキスをしてから、擦る速度を速める。

――気持ちいい。今までの中で最高に気持ちいい。愛してる人とできるってのは、こんなに気持ちいい事だなんて…

心も嬉しさで満たされる。

「っん…あー!」

一際大きい声を張り上げ、僕達はほぼ同時に放った。そして楓さんは気を失ったのだ…。

 

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